桟橋通り沿いに昨年12月3日、持ち帰り専門の焼き鳥店「焼鳥田吉(でんきち)石垣島店」(石垣市登野城、090-1943―1537)がオープンした。
オーナーの平良泰市さんは石垣市出身。25年前に脱サラして東京・中野で同店を始め、現在も経営する。石垣に住む母親に会うため度々帰郷するうちに島での出店を決意。旧友が保有する事務所の一角・2坪のスペースを借りて出店にこぎ着けた。石垣では大浜弘慈さんが店長として切り盛りする。
「厨房内も場所をとらないし簡単に始められると思って焼き鳥店を開いた」と平良さん。鶏肉は生肉の国産鶏を、炭は九州から取り寄せる末廣備長炭を使用。中野店直伝のオリジナルたれと石垣島産の塩を使うなど材料にこだわりを見せる。
メニューは「串焼もも肉」「串焼せせり」「串焼ネギ間」(各1本=120円)、「串焼レバー」「串焼砂肝」(各1本=100円)、「空揚げ」(500円)などを用意し、串の詰め合わせとして「お買い得パック」(500円)や予算に応じたオードブルの要望にも応える。12月27日からは石垣牛最長串焼きギネス世界記録にちなみ「串焼ギネス牛」(1本=300円、4本=1000円)の販売も始めた。
「ターゲットは絞っていないが、持ち帰り専門なので家族連れにも多く利用していただいている。リピーターも多く電話注文も増えており、手応えを感じている」と平良さん。「今後は東京の店同様、居酒屋としての店舗を構えたい」と意気込みを見せる。
営業時間は18時~21時。日曜定休。駐車場3台。