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親子で考える「防災カフェ in バンナ」-石垣の市民グループが開催へ

石垣の市民グループが「防災カフェ in バンナ」開催へ

石垣の市民グループが「防災カフェ in バンナ」開催へ

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 災害時の自主防災について考える「防災カフェ in バンナ」が3月9日・10日、バンナ公園南口総合案内所(石垣市石垣)で開催される。主催は八重山ハザードマップ研究会。

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 東日本大震災から1年になるのを機に、石垣島での防災について考えようと同会が企画した。テーマは「自助」。2日間にわたって防災・震災関連の展示を行い、10日にはカフェ形式でワークショップを行う。

 ワークショップでは、自主防災に取り組む星野公民館が約240年前に八重山を襲った明和大津波を伝える民話「人魚伝説」を上映し、地域での取り組みを紹介。石垣市消防本部による「防災講話」、「もしも」の時の判断チェックをする「防災クイズ」、非常時持ち出しバッグの中身を考える「防災バッグ作成」と、訪れた人に参加してもらう内容になっている。

 当日は、被災地への支援を呼び掛ける目的で東北6県のパンフレットを展示。各県の物産も限定数で販売するほか、コーヒーなど飲み物と合わせて東北の菓子を提供する(有料)。

 展示では、同会が作成した八重山地域の標高図や宮城県在住の写真家・黒田克夫さんが撮影した被災地の写真、震災翌日から約2カ月分の「河北新報」を展示。山形国際ドキュメンタリー映画祭出品の被災地で撮影したドキュメンタリー映画の上映も行う予定。

 同会代表の十河学さんは「あらためて亡くなった方々の冥福を祈り、被災地へ思いを寄せたい。それと同時にわれわれも防災を一人ひとりのこととして考える機会となれば」と参加を呼び掛ける。収益の一部は東日本大震災支援に寄付する。

 開催時間は両日9時~17時(展示)。ワークショップとカフェは10日13時~。

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