島の食材を使うイタリア料理店「島イタリアンいゆ」(石垣市大川、TEL 0980‐82‐5703)が3月26日、市役所通り沿いにオープンした。
店舗面積は約15坪、席数は20席。小柳さん夫妻が経営する店内は、白と木目を基調とした落ち着いた雰囲気で赤いいすが印象的。店名の「いゆ」は沖縄方言で「魚」という意味。小柳さんは「店名には方言の名前を付けたいと思っていた。石垣島の自然をイメージするような名前にしたかった」と話し、「レストランで調理をしていて、石垣島に移住してからも調理をしていた。いろいろな店で働かせてもらい、ようやく自分の店を持つことができた。やりたいことをやろうと思う」(同)と笑顔を見せる。
メーンは、島の食材を使ったイタリアン。前菜は、島で栽培しているズッキーニ、ナスなどと季節の野菜をトマトで煮込んだ「カポナータ」(500円)や同じく島で栽培しているほうれん草を使った「鶏肉とほうれん草のサラダ」(700円)、「自家製ピクルス」(400円)など。パスタは、石垣島の養豚所の「もろみ豚」を使った「三枚肉とキャベツのパスタ」(850円)、「アーサとあさりのスパゲティ」(850円)、イタリアの伝統的なパスタ「スパゲティプッタネスカ」(850円)、「島ネギとカラスミのスパゲティ」(1,200円)など。「本日のおすすめ」(時価)では「天候などで左右される材料もあるのでメニューには載せていないが、その日手に入った材料を使って料理を出している」と小柳さん。そのほかピザもメニューに加わる予定という。
ランチメニューは日替わりで、パスタ(850円)、サンドイッチなどのメーンディッシュ(900円)。どちらもパン・サラダ・ドリンクが付く。
ドリンク類はワインを中心に用意。白ワイン「トレビアーノディロマーニャ」や赤ワイン「サンジョヴェーゼディロマーニャ」(各グラス=400円、カラフェ=1,400円。ボトル=1,800円)、「ソアベ」(2,000円)、「ヴァルポリチェッラ」(2,000円)など。そのほか生ビール(480円)、カンパリ(500円)、ソフトドリンク(450円~)も。「ワインも少しずつ増やしていきたい」と小柳さん。
「島に住んでいる方に楽しんでもらいたい。お客さんがおいしくワインを飲みながら、食べてもらえればうれしい。気軽に利用してもらえれば」とも。営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=18時~。