石垣市民会館(石垣市浜崎町)中ホールで9月22日・23日の2日間、「第1回未来をのぞく住宅展」が開催された。
主催はアーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ、東京都港区高輪3-23-14)。全国各地の建築家と建築会社・工務店をネットワーク化し、「建築家の専門店」なるスタジオを全国に確立。建設計画のある人と建築家をつなぐ新しいスタイルの建築家ネットワークを提案している。現在、全国に185スタジオを設けており、各地で定期的に展示会・相談会を開催している。
石垣では今年6月、沖縄南スタジオを運営する米元建設工業が石垣・宮古スタジオ(石垣市登野城644-1-103)を開設。石垣での住宅展は初となる。
住宅展では、九州・沖縄に事務所を持つ森裕さん、松山将勝さん、船木雅夫さん、門口安則さん、伊佐強さん、前田慎さんの計6人の建築家がブースを設け、実際に手掛けた作品のパネル写真や図面、模型などを展示。同時に資金計画相談コーナーや住まいの省エネ相談コーナーも設け、各分野のプロによる相談が無料で行われた。訪れた人たちは興味深そうに写真や模型を見たり、気に入った建築家らと直接話し合ったりしていた。
ASJ事業本部スタジオ担当の金城さちよさんは、「イベント・台風シーズンの9月開催ということで多少不安はあったが、この2日間で予想以上の来場者数と会員登録者数があったのでうれしい。ASJのスタジオが、将来住宅計画がある方などが気軽に相談できる窓口になれば」と話していた。
ASJでは、家づくりに関心がある人などを対象に、家づくりをサポートする会員制システムの「ASJアカデミー会員」を募集している(入会金3万円、年会費無料)。