石垣に甘味と手作りアクセサリーの店「yoneyashi（ヨネヤシ）」（TEL 090-7033-8913）が10月12日、グランドオープンした。「米原ヤシ林」群落入り口にあることから、略して店名にした。

西川夫妻と看板犬の「ななすけ」（記事へ）（2012-10-21）

　店は夫婦で経営。夫の西川敦さんが飲食、妻の直美さんが雑貨を主に担当する。敦さんは名古屋で16年間、中央卸売市場の青果仲買をしていた。「人生を大きく方向転換するなら30代にしたかった。40代になると動くのは難しくなる」と、ダイビングでよく来ていた石垣への移住を思い切って決めた。

　2005年に移住し、小浜島や川平のホテル勤務を経て、縁あって米原ヤシ群落の入り口付近に土地を購入した。当初は店を開くつもりはなかったが、周りの友人から「観光客が多く行き交う場所。お店にしないともったいない」と勧められ、ガレージを雑貨店に変え9月1日にオープン、こつこつと手作業で進めてきたパーラー部分が完成し、晴れて本格オープンとなった。

　飲食は、ブルーシールアイス（250円～）、アイスコーヒー（300円）、キャラメルラテ（400円）、マンゴースムージー（350円）、オリオンビール（300円）など。

　雑貨コーナーの面積は8坪。14フィートの所有する釣り船はディスプレーに。オリジナル一点もの手作りアクセサリーをメーンに、キーホルダー、ストラップ、ネックレス、ピアス、ブレスレット、貝殻サンキャッチャーなどを用意。来客の合間を縫って手作りする。ほかに南の島をイメージした商品を並べ、ハワイアンテイストのお香やキャンドルも人気。

　「観光の皆さんはヤシ林を見た後すぐに帰ってしまう。しゃれた店構えにして、いかに足止めをしてもらうかが課題。今後はランチの提供や、夜には近隣住民の憩いの場となるバーも開きたい。バー開店が最終のオープンです」と敦さん。

　営業時間は9時～18時。