内閣府沖縄総合事務局が沖縄地域6次産業化加工品表彰を行い、石垣から1点が優秀賞を、2点が奨励賞を、それぞれ受賞した。
同事務局は、農畜産物、水産物の第1次産業の事業者が、食品加工、流通、販売に関わる第6次産業化の推進を図る目的で、25点の出品の中から最優秀賞4点、優秀賞6点、奨励賞5点を発表。11月30日に那覇市で表彰した。
石垣市内の事業者からは、優秀賞に伊盛牧場の「石垣島ミルクジャム」、奨励賞にゆいまーる牧場の「和牛サクサクコロッケ」と、うるずんファームの「石垣黒鳥スモーク(半身)」が選出された。
優秀賞の「石垣島ミルクジャム」は、ミルミル本舗(石垣市新川)が生乳を担当、「琉球小町」(石垣市新川)が加工・販売を行う。昨年12月に共同開発した。ミルミル本舗の伊盛圭吾さんは「海風に当たってミネラル豊富な牧草を食べて育った牛は生乳の乳脂肪分が4%前後と全国でもトップクラス。品質に自信がある。搾りたての生乳と材料を手間暇掛けて濃縮した製品」と胸を張る。
ミルクジャムの味は、キャラメル、塩キャラメル、紅茶、カフェオレ、黒ゴマの5種類(各870円)。同本舗、ゆらてぃく市場、公設市場2階などで扱う。
高台から水平線を広く見渡せ、夕日のウオッチングポイントとして人気を集めるミルミル本舗。イタリア産の氷菓「ジェラート」をメーンに、ハンバーガー、牛丼などの飲食と、精肉、調味料などを販売する。「ジャムには着色料・保存料などの添加物を使っていない。受賞できてうれしいが、次は最優秀賞を狙いたい」と伊盛さん。