石垣・大川に1月1日、深夜食堂「燻(くん)工房」(TEL 0980-88-2272)がオープンした。薫製料理の専門店。
経営は2008年に市内崎枝で創業した牛頭(ごず)で社長は丸山暁(さとる)さん。旅行業を主に赤瓦古民家再生事業やホテルツアーデスク、飲食店のコンサルティング、ボート免許教室などを手掛けてきた。
店舗面積は13坪。カウンター6席にテープル6席の計12席。マッサージチェアを用意し「自由に使ってほしい」。ブルーレイやDVDを持ち込めば大型スクリーンで鑑賞もできる。毎週木曜はレディスデーとユニークな企画も。
料理のメーンは薫製12種類。素材の下味に泡盛の酒かすを使い、島素材のヤラブチップやピパーツの葉などで薫煙をかける。製法特許出願中の「クロカジキの生ハム」「車エビの生干し」が「素材の臭いを抜いて味を締め、癖をなくす」のに対し、「薫製」は匂いを生かして味を締める」という。
「牛サーロイン赤ワイン蒸し」「甘塩キャンディーチーズ」「スモークチキン」「あぶりマグロトロ」「レバーパテ」「車エビの姿焼き」などから3品(500円)を選ぶ。丸山さんの「おすすめ」は「島豆腐、厚切島豚、薫卵」の3品。おまかせ7点盛り(1,000円)も。ほかに日替わりメニューなども用意、持ち込みの素材も気軽に調理してくれる。
ドリンクは生ビール、ウイスキー、ワインなどを用意。泡盛は与那国の「どなん60度」のみを扱い、200円で提供。安いため、飲み過ぎてしまう来店客さまもいるとか。ソフトドリンクは10種類の「石垣島ジンジャーエール」(500円)のみとこだわる。「どなん+石垣島ジンジャーエール」が人気。
営業時間は19時から料理終了まで。