ヒカンザクラは、本州に多いソメイヨシノとは違い、石垣では平年1月16日ごろに咲くバラ科の落葉高木。濃いピンク色の花が釣り鐘のように下を向いて咲くのが特徴で、花見客にとって見やすい花。花が散るときには、一枚一枚落ちるのではなく、花全体が落ちる。
夏陽気に誘われて、公園内ではTシャツに短パン姿でウオーキングやランキングを楽しむ来園者の姿が見られ、ヒカンザクラを見にドライブがてら訪れた人は「ブログでいろいろな人がサクラの写真を掲載しているので撮影しに来た。きれいに咲いていて来て良かった」と話した。
沖縄では「桜は山から下りてくる」といわれ、標高70メートルほどの公園内にはヒカンザクラがちらほらと開花する。市内の開花宣言用の標準木は標高5メートルの場所にあり、まだつぼみの状態。