ピーチアビエーション(以下ピーチ)と石垣市は1月21日、ANAインターコンチネンタル石垣リゾート(石垣市真栄里)で会見を開き、今年6月に石垣-大阪間、9月に石垣-那覇間の運行計画を決定したと発表した。
関西国際空港間は、6月14日から就航、価格は6,190円~2万6,990円を予定。那覇空港間は、9月13日から、価格は3,290円~1万4,790円。両航路共に1日1往復2便。1月21日に国土交通省に申請した。
井上慎一ピーチCEOは「年間を通じて多くの観光客が訪れる石垣が新たに就航地に加わることをうれしく思う。365日お手頃価格で安全で楽しい空の旅をご提供して参りたい」。中山義隆石垣市長は、ピーチの就航を歓迎し「多くの皆さんが石垣を訪れるきっかけになる。新空港の利用と共に八重山に訪れてほしい」と話す。中山市長は1月9日にピーチの大阪本社を訪れ、新石垣空港での就航を要請。その熱意がピーチに伝わった。
ピーチは関西国際空港を拠点とする日本で初めての本格的な格安航空会社(LCC)で、全日本空輸が筆頭株主。これまでの航空会社とは異なる仕組みから安定的な低コスト体制をとる。国内線チェックインは出発時刻の30分前までに済ませないと搭乗できず、機内サービスは有料、台風など気象条件で他社便などへの振替ができないなど制約がある。
新石垣空港へのLCC参入は先にスカイマークが開港と同時に就航を表明していたが、2度にわたり延期。今後、他社LCCも含めて駆け引きが続く可能性もある。