トランスアジア航空(復興航空)が5月22日、台湾-石垣間に直行便を就航させ、同日、南(ぱい)ぬ島石垣空港で初便就航セレモニーが行われた。
同航空は日本国内8カ所目の路線として台湾・桃園国際空港と石垣を結ぶ路線を「定期チャーター便」という形で毎週木曜・日曜に台湾を起点に1往復ずつ運航する。機材は150人乗りのエアバスA320。
セレモニーで同航空日本支社長の横田惠三さんは「台湾と石垣の距離は250キロ。那覇と石垣の400キロより近い。台湾と石垣の空の架け橋として、深く太く安定的に路線を維持、発展させ、今後は定期便になるよう共に努力したい。本土から台湾、台湾から石垣、石垣から本土に戻るルートの開拓で観光需要を創造したい」とあいさつ。
台湾からの乗客を歓迎した中山義隆石垣市長は「八重山郡民が長年待ち望んでいた台湾との直行便は南ぬ島石垣空港が国際観光都市として飛躍するチャンス。地理的にも歴史的にもさらに近く深まることを期待したい」と述べた。
乗客95人は歓迎の横断幕と同空港の公式マスコットキャラクター「ぱいーぐる」に迎えられ、一人一人に記念品が手渡された。関係者によるメディア向け記念撮影の後には、乗客も交じり記念撮影が行われる一幕も。
石垣から台湾に戻る便には、八重山経済人会議の大浜一郎代表ら7人が乗り込んだ。石垣市と姉妹都市にある蘇澳鎮(すおうちん)に足を運び、政治・経済の話し合いに臨むという。