沖縄県商工会連合会の「第2回うちなーホームページコンテスト」の表彰式が5月28日、那覇市内のホテルで開かれ、石垣市商工会からは「あざみ屋・みんさー工芸館」(石垣市登野城)がeコマース部門で最優秀賞を受賞した。
県内企業のインターネットを活用したビジネスの促進とIT経営の向上を図ることを目的に実施している同コンテスト。県内に事業所があり、ホームページなどをウェブ上で公開している法人企業、商工業関係団体、個人商工業者を対象に公募を行った。
法人・団体部門、個人部門、商品の決済手段などの機能を含めて評価するeコマース部門の全3部門へ57件の応募があり、一般からのウェブ投票とウェブ関係専門家や県担当部署職員らで構成された審査委員会による審査で受賞が決定した。
「あざみ屋・みんさー工芸館」のサイトは、ホームページを介した商品販売に加え、商品の特徴・歴史などの詳しい情報の発信、みんさー織りをあしらった伝統的デザインが評価されての受賞となった。
企画担当の仲皿格さんは「ホームページ、オンラインショップの立ち上げとゼロからのスタートで、これまでの地道な取り組みが評価されての受賞なので大変うれしく思う。このような素晴らしい賞を受賞したことで、自信を持って今後のサイト充実・運営に取り組んでいきたい」と話したほか、同サイトを制作したハブクリエイト(石垣市登野城)の木島洋和さんは「一から手探りで制作してきたので、このような賞を頂くことができてうれしい。今後もみんさー工芸館の担当者と二人三脚で、多くの人にみんさー織の魅力が伝わるサイト作りを心がけていきたい」と受賞を喜んだ。
eコマース部門の審査委員特別賞は請福酒造が受賞、与那国町商工会からは個人部門でダイビングサービスマリーンが最優秀賞に、蔵盛製塩が奨励賞にそれぞれ輝いた。