南（ぱい）ぬ島石垣空港で8月1日、「観光の日」レセプションが開かれた。沖縄県は8月1日を「観光の日」と定め、8月を観光月間として県内各地で沖縄の魅力を広くアピールする。

夏休みに入り、多くの観光客でにぎわう南ぬ島石垣空港で「観光の日レセプション」

　石垣では、例年石垣市観光協会青年部が石垣空港でイベントを行ってきたが、新空港の開港を機に竹富町観光協会青年部と合同で歓迎レセプションを企画した。

　9時から到着客に「お楽しみ抽選会」を行い、「離島フリーパス4日間、ペア優待券」「ペアでサンセットクルージング」「ペアで竹富島水牛コース」「川平湾グラスボート乗車券」など、36品目が両協会から提供された。

　ミス八重山はカットしたパイナップルを振る舞い、今が旬のフルーツをPR。パイナップルやシークワーサージュースの試飲も行われた。南ぬ島石垣空港のマスコットキャラクター「ぱい～ぐる」や八重山の観光宣伝部長、竹富町のマスコットキャラクター「ピカリャ～」も写真撮影に応じるなど活躍した。

　新空港の滑走路が2000メートルになったことから、15時過ぎ、この日到着2000人目の観光客にサプライズプレゼントが用意された。東京都東村山市から訪れた小尾隆さんら家族4人が泡盛や飛行機の模型などを受け取った。小尾さんは「到着していきなり土産話ができてうれしい。4泊の滞在で海でのシュノーケルや竹富島を楽しみたい」と感想。

　新空港開港とLCC参入に伴い、例年より観光客が20パーセント上昇、部屋が満室で予約を受け付けていない市内ホテルも。竹富島に渡るフェリーは定員いっぱいとなり、臨時便が出るなど活況を呈している。