八重山の民謡「とぅばらーま」大会の歴代チャンピオンが出演する民謡ステージ「2013年観月屋台村」が9月18日、ホテル日航八重山(石垣市大川)で開かれた。
同イベントは過去の「とぅばらーま大会」で最優秀賞を受賞した唄者らが出演し、その歌声を一堂に聴くことができるもの。毎年大会翌日に開かれ、観客は飲食を楽しみながらショーを鑑賞することができる。
会場には満席となる330人の観客が来場。屋台方式で食事と飲み物が用意され、チケットに付いた料理券と料理を交換するシステム。和・洋・中の30種近くある料理やデザートに観客は目移りをしながら選んでいた。
舞台では、13人の歴代とぅばらーまチャンピオンが出演。とぅばらーまのほかにも、「月ぬまぴろーま節」「鳩間節」「しょんかねー節」などの八重山民謡、アカペラで歌う「野とぅばらーま」、親子チャンピオンによるとぅばらーまの共演、本年度チャンピオン岡山創さんの飛び入り出演などもあり、出演者らの卓越した歌声に観客は拍手や指笛を惜しみなく送っていた。
会場には関西からの団体客も来場し、観客が参加できるモーヤーでは滑稽な踊りで会場を沸かせる場面も。最後はチャンピオン全員による「弥勒節」で盛況のうちにフィナーレを迎えた。
同イベントに毎年訪れているという夫婦は「おいしいものを食べながら一流の歌声が聞けて満足」「毎年違った演出で楽しませてもらっている」と話していた。