石垣で4月27日、西洋医学と伝統医療のコラボレーション「からだ会議 石垣島」が石垣市民会館(石垣市浜崎町)中ホールで開かれた。テーマは「島民の健康とクオリティー・オブ・ライフの向上を目指す」「環境事業としての新しい観光客層の開拓」。
主催した山城ちとせさんは「日本各地で開催されているからだ会議を石垣島でも開催することができた。皆さんが体と向き合い、健康作りに役立ててもらえれば」。同じく原田園子さんは「この会議が一人ひとりを光り輝かせるきっかけとなり、日本全国、世界へ広がってほしい」とあいさつした。
基調講演を務めたのは伊東市から来島した杉本錬堂さん。「私より優秀な多くの教え子が全国から集まった。ぜひ楽しんでいってほしい」と自身の病気やけがを克服する過程で開発した健康法「天城流湯治法」を紹介した。
「肩こりがすると来院した患者に肩のマッサージをするのは三流。おなかをほぐすのは一流。よくかんで食事をするようにアドバイスしたら超一流」と杉本さん。体に不満をもつ来場者を前に立たせ、その場で施術。目の大きさが左右違う人には鎖骨や頭のマッサージをすることによって、瞬く間に目の大きさを同じにし、来場者を驚かせた。
時折冗談を挟みながら軽快に語り、「痛みを感じるところは正常な部分。原因は別な所にあり、それを思いつきで発見したのか天城流湯治法」と笑いを誘った。
会議には西洋医学と伝統医療出身の痛みをとるプロたちが全国から集結。ワンコインから受けられる施術を体験するコーナーや、さまざまな分野で体と向き合う6人による講演、ヨガなどのワークショップが開かれ、会場は熱気に包まれた。