八重山住宅サービス（石垣市新川）が5月1日ホームページをリニューアルし、石垣市が運営する投稿型写真ウェブライブラリー「石垣空想旅行社」とのコラボ企画を展開している。

ウェブサイトのトップ一杯に画像が表示される

　八重山郡内の不動産あっせんを行う同社が、物件情報を公開するホームページ上で八重山・石垣島らしいライフスタイルの提案も併せて行おうと、多くの島内画像を保有する同ライブラリーに共有プロジェクトを打診し実現にこぎ着けた。

　石垣空想旅行社は、八重山諸島の魅力を広く発信するため石垣市観光文化課が今年1月に開設。「島時間を感じさせる」画像を誰でも投稿でき、審査を通過しサイトに掲載された画像は、クレジット表示など一定条件のもと閲覧者が自由に使用できる。5月2日時点で画像投稿数1114点、投稿アカウント数196人、ページビュー3万3800回（約1割は台湾など海外からのアクセス）。今回のプロジェクトは初の民間企業とのコラボ企画となる。

　ホームページではカバー写真としてライブラリー内の画像を採用し、24節気に合わせ画像とサイト内イメージカラーを変更する。季節に合わせ移り変わる島の景色とともにホームページのイメージを変えることで、それぞれの季節の魅力を広く発信する。

　同社の黒島栄作さんは「日常にある風景をより多くの方に見ていただき、石垣に来たいなと思ってもらえたらうれしい」、観光文化課の翁長隼大さんは「素の石垣島を見てもらえるチャンスになるのでこれからもどんどん投稿していただきたい」と、それぞれ相互作用に期待する。

　サイトリニューアルに伴い物件検索機能なども充実させたほか、レスポンシブデザインでデバイスごとに異なる表示が楽しめるのも特徴。同ホームページを制作・運営するハブクリエイトの木島洋和さんは、「季節に応じた趣のある写真を選んでいきたい」と話す。