ユーグレナモール内の「まちなか交流館ゆんたく家」(石垣市大川)で現在、「わらばぁーと・ゆんたく子ども学校」が開かれている。
同校は、夏休み期間を利用した小学生向け日替わりのアート・ワークショップ。島の自然や文化にちなんだ物作り体験を通して、子どもたちの創造力や豊かな感性を育むのが狙い。参加者は7月に募り、8月2日から12日までの間、期間限定で開校している。
内容は消しゴムはんこ作り、紅型(びんがた)体験、しっくい面シーサー作り、キャンドル作り、写真教室などさまざま。島内在住の作家やパフォーマー、手作り体験を行う店舗の経営者などを講師に招いている。
4日はモール内「ひらりよ商店」のオーナー・平良忍さんによる「シーサー色付け体験」が行われた。粘土色のシーサーに思い思いの色をペンキで塗っていき、子どもたちは「かっこいいシーサーにしたい」「首と胴の境目を塗るのが難しい」などと言いながら、個性的でカラフルなシーサーをそれぞれ完成させた。
7日にはSHIMAN-CHU REPUBLICのパフォーマー・にんにんが「バルーンアート」をレクチャー。初めは「風船が割れたら嫌だ」などと怖がっていた子どもたちも次第に慣れていき、ハートのステッキや花、ちょうのバルーンを次々と完成させた。
講師を務めたにんにんは「最初は風船をふくらますこともできなかった子どもたちが短時間で作り方をマスターし、喜んでくれてうれしかった。みんな個性的で、パワーに圧倒されそうだった」と手応えを感じた様子。
連れ添った保護者らは「孫の個性的な作品が見られて面白い」「子どもが目を輝かせているのを見ると連れて来て良かったと思う」「すごくいい企画なので毎年参加させている」などと話していた。