石垣に9月9日、元祖長浜ラーメン「八重山一凜」(石垣市美崎町、TEL 090-2956-1149)が開店した。
経営は一閃閣。仙台に3店舗展開し、同店が県外初出店。社長の小滝みつあきさんが石垣島のファンで、島の友人からのリクエストもあり4店舗目を石垣島にした。
店長は佐藤学さんが任され、7月中旬に仙台から引っ越した。1カ月半かけて2人で開店準備をし、黒を基調とした内外装に仕上げた。店舗面積は12坪。席数は店内カウンター11席、店外9席。
メーンとなるラーメンの味は3種類。「長浜ラーメン」は、豚骨本来のうま味を出しながら、臭みをなくしクリーミーに仕上げる。「長浜ラーメン(黒)」は豚骨のコクとうま味を引き出す「こがしニンニク」を生かす。「長浜鶏中華」(以上700円)は、シンプルながらこだわりのある上質な鶏スープを使う。
麺やタレは仙台から送る。「麺は無添加、タレは無化調が特長。仕込みにも12時間かける。石垣の水は硬水なので、電気分解して水質を変えている。試行錯誤して水質を変え、仙台と同じ味を出すのに苦労した」とも。
麺の固さは「バリカタ」「ふつう」「やわ」から選べる。替え玉は100円。トッピングは、「チャーシュー」「めんたいこ」(以上250円)のほか、「ノリ」「味玉」「きくらげ」「メンマ」「ねぎ小」(以上100円)など。サイドメニューは、「ギョーザ」(400円)、「チャーシュー丼」「そぼろ丼」「めんたいこご飯」(以上350円)などを用意する。
「お客さまから『味が濃く、九州までラーメンを食べに行く必要がなくなった』と言われた。お酒を飲んだ後の締め、仕事帰りなどに利用してもらえれば」と佐藤さん。
営業時間は21時~翌5時。日曜定休。