石垣で日本三選星名所が集い「星空サミット」-共同宣言も

3地域の観光協会と、美星天文台、野辺山宇宙電波観測所、石垣島天文台の所長らを交えた「星空サミット」

3地域の観光協会と、美星天文台、野辺山宇宙電波観測所、石垣島天文台の所長らを交えた「星空サミット」

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 石垣市民会館(石垣市浜崎町)大ホールで10月19日、「第2回日本三選星名所 星空サミット」が開かれた。

国立天文台チリ観測所長の長谷川哲夫さんを招いた講演

 沖縄県石垣市、岡山県美星町、長野県南牧村の3地域が、テレビ番組で「天文学者が選ぶ星空がきれいな場所」に選ばれたことから、天文学者や観光協会を招いて昨年の美星町に続いて開催した。

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 石垣市企画部観光スポーツ局局長の大得英信さんは星空観光に関する取り組みを発表し、南の島の星まつりや、星空コンの紹介、星の名前が付いた泡盛など「星空は石垣島の特産品」と紹介した。

 国立天文台チリ観測所長の長谷川哲夫さんを招いた講演も行われた。チリの標高5000メートルに建設されたアルマ望遠鏡を紹介し、「われわれが想像する謎を解くのではなく、未知の謎を発見し、解明したい。高度に進歩した文明の中に暮らしていると、文明の原動力となった自然を研究することから遠ざかってしまう」と話し、「まずは1人でも多くの人に天の川を見てもらい、その感動を全国に広げてほしい」と締めくくった。

 3地域の観光協会と、美星天文台、野辺山宇宙電波観測所、石垣島天文台の所長らを交えた「星空サミット」では、星空を観光資源とした観光誘致の取り組みを発表。星の説明をするソムリエ講座の紹介や、「宙(そら)ガール」向け企画、「1つの天文台を見たら他の天文台を見たくなる仕掛け作りができないか」とスタンプラリーの提案などが行われた。

 小惑星発見時のネーミングの工夫や、宇宙を立体的に見ることができる4次元デジタル宇宙の映像「4D2U」の導入についてなどの意見も出され、「将来は3地域の中から天文学者を輩出できれば」とも。

 小学生から高校生の団員で構成する「ウィングキッズリーダーズ」は、歌と踊りを織り交ぜた朗読劇「八重山叙情詩 ~星空の祭り~」を披露。ミス八重山による共同宣言文の読み上げも行われた。

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