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元脚本家、石垣でバー開く-「趣味だった八重山旅行とお酒を逆の立場で」

「敷居は低いので誰でも気楽に利用してほしい」と長川さん

「敷居は低いので誰でも気楽に利用してほしい」と長川さん

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 石垣に2月3日、「かぶやぁ」(石垣市石垣、TEL 0980-83-4510)がオープンした。「かぶやぁ」は八重山方言でコウモリ。

場所はかみやーき小裏手。コウモリが目印

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 店主は長川千佳子さん。八重山には、海や山などの自然が好きで20年前から通い続けてきた。店名は「コウモリの姿を見ると八重山に来られたことを実感し、うれしく思えた象徴的な出来事だったから」で、「趣味だった八重山旅行とお酒を今度は立場を逆にしてみた」という。昨年7月に両親を連れて東京から移住、開店準備を進めてきた。東京での仕事は脚本家で、代表作に田辺聖子さんの自伝的ドラマ「芋たこなんきん」(NHK連続テレビ小説)がある。

 店舗面積は8坪。テーブル1卓、カウンターで8席を用意。「今まで旅行を通して知り合った多くの人の協力があって開店にこぎ着けた。カウンター式のバーだが敷居は低いので誰でも気楽に利用してほしい」という。

 長川さんはアルコールの中でも「ラムが一押し」とか。「サトウキビを原料として作られるだけに、サトウキビの生産地である石垣で飲むのが気候風土的に合っている」。まろやかな味わいは「冬場はお湯割り、夏はソーダで割って爽やかに飲める」とも。

 中でも南大東島産の「コルコル」(800円)、伊江島の「イエラムサンタマリアクリスタル」(650円)など国産ラムが「おすすめ」。そのほか「キャプテンモルガン」(450円)、国産ウイスキーは「イチローズモルト&グレーンホワイトラベル」(950円)、バーボンの「メーカーズマーク」(600円)、「ワイルド・ターキー」(500円)などを用意した。

 「価格を抑えているので、なじみの酒とは違うお酒を楽しんでみては。今後はビオ(オーガニック)ワインも仕入れたい。17時から営業しているので食事前にビールやジンソーダを楽しんだり、2軒目に雰囲気を変えて利用したりしてもらえれば。『オリーブのオイル漬け』(300円)など簡単なつまみも用意している」と長川さん。

 営業時間は17時~24時。水曜定休。

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