石垣の「南の美ら花ホテルミヤヒラ」(石垣市美崎町、TEL 0980-82-6111)の東館の改修工事が終わり、3月1日から営業を再開する。
同施設は、昨年11月から改修工事を進め、4カ月で共用部分も含めた87室の改修工事を行った。全室禁煙にし、1階には喫煙室を設け、殺風景とならないよう中庭を眺めながら喫煙できる配慮をしたという。
夏場のヨーロッパからの観光客を想定し、客室の一部は和室のベッド部分をフローリングにした和洋室にした。シックでモダンな内装を施し、空気清浄機や加湿器も備える。アメニティーは資生堂で統一した。
2月26日、関係者を招いて内覧会・完工式と祝賀会を開き、同施設の朝食「石垣牛丼」などを振る舞った。
社長の親盛一功さんは「1953(昭和28)年から62年間、一致団結した従業員をはじめ、多くの関係者の激励と支援で成長することができた。昨年、八重山は112万人の観光客を迎えたが、150万人を想定してグループ会社一丸となって突き進みたい」とあいさつ。
八重山市長会会長の中山義隆石垣市長は「グレードアップした客室はお客さまニーズを満たすのでは。地元資本の同社が頑張ってくれることが肝要」と祝辞を述べた。
川満栄長竹富町長は「これからも理念を大事に、時代の潮流に乗り、歴史あるミヤヒラブランドをともし続けてほしい」。JTB商事の山根良一常務は「高品質の商品でガンガン稼いでほしい」と、それぞれあいさつした。