石垣島出身のラウドロックバンド「ULMA SOUND JUNCTION(ウルマサウンドジャンクション)」が1月7日、ライブハウス「メガヒットパラダイス」(石垣市美崎町、TEL 0980‐83‐1314)で初めての凱旋(がいせん)ライブを行った。
ウルマサウンドジャンクションはボーカル&5弦ベースの田村ヒサオさん、ギターの山里ヨシタカさん、福里シュンさん、ドラムの加勢本タモツさんの同級生で結成された4人組。2007年に全曲オリジナルのミニアルバム「fragrance of sentence」を自主制作した。現在は東京を拠点にしながら、精力的にライブ活動を行っている。
ライブは同アルバムに収録されている「Mrs.SHUFFLE」から始まり、「アドレナ」「ELEM‐5/6/7」「俄か凪」「gift」などを披露した。MCではギターの福里さんが「メンバー全員が島に帰ることになり、急きょ決まったライブ。うれしいのか悲しいのか、メンバーの親が全員見にきています」と話すと、観客から「親孝行」という言葉がかけられた。ボーカルの田村さんも「島に帰ってきて、こうしてライブができるのは皆さんのおかげ。親にも感謝している」と笑顔で話した。
後半は新曲「patient of echo」「乱拍子」を力強く歌い上げた。観客席にまで飛び出す激しい演奏に、観客もヒートアップしていた。そのほか、友情出演として「AILERON」「SQUARE」「Front Bottom」の3バンドが演奏を行い会場を盛り上げた。
田村さんは「自分たちの音楽はラウドロックというジャンルで、石垣島ではあまり聴いたことがない音楽だと思う。これをきっかけに、こういう音楽もあるんだと知ってもらえたらうれしい」と話す。
1月24日には渋谷CYCLONEでライブを行う。