石垣市北部の野底小学校(石垣市野底)で7月29日、石垣島内の学童クラブ6施設による「学童っ子まつりinサッカー交流会」が開催された。主催は石垣市学童保育連絡協議会。
「学童っ子まつり」は今回で4回目。民営の学童施設「どんぐり学童」「竹の子クラブ」「学童クラブちゅらハウス」「こどもの家学童室」「学童ひなわし」と、本年度新設された公設民営「マーペー学童クラブ」から200人以上が参加した。
自然豊かで広いグラウンドを持つ野底小学校で、真夏の晴天の下、児童たちはミニサッカーで交流し、体育館ではドッチボールや綱引きを楽しんだ。児童数38人の野底小学校の「マーペー学童クラブ」(児童数11人)の子どもたちは「こんなにたくさんの人を見たことはなかった」と圧倒されていたが、「ゲームを始めると楽しかった」と後藤仁虹さん(同クラブ2年)。古屋敷光さん(同クラブ1年)は「大勢の人が来て遊べてよかった。1試合目は自分で1点入れられてよかった」と話した。
マーペー学童クラブは保護者会が運営を行う。「指導員から聞いた話では、野底小のような少人数のところに大勢の人が来ると聞き、子どもたちは驚いて、サッカーも参加したくないと動揺していたようだった。しかし、実際にサッカー交流会が始まってみると、みんなとても楽しそうにしていてよかった」と保護者会副会長の志田奈穂さん。「大規模校の子たちにとっても野底の子たちにとっても、自信につながる貴重な体験だったと思う」と話した。