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石垣で旧盆行事アンガマ ウシュマイが園児と珍問答

顔を隠したファーマーが踊りを披露

顔を隠したファーマーが踊りを披露

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 旧暦7月13日に当たる8月26日、石垣で各字会によるソーロン(旧盆)行事「アンガマ」が始まった。アンガマは、グソー(後生=あの世)からの使者であるウシュマイ(爺=じい)とンミー(婆=ばあ)が大勢のファーマー(子や孫)を連れて家々を回り、先祖を供養して子孫繁栄を願うもの。

ウシュマイに恐る恐る質問する園児

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 翌27日、いしゃなぎら青年会の30人は、今年5月に新設したサンライトこども園(石垣市石垣、TEL 0980-82-1850)を訪れた。前粟藏友美園長は「子どもたちに八重山の伝統行事を見せたくアンガマを呼んだが、本土から移住した保護者や地域の皆さんにも楽しんでもらいたかった。このために仏壇も用意した」と話す。

 白い布で顔を隠したファーマーが次々と八重山民謡「久高節」「繁盛節」などに合わせ踊りを披露し、施設に入りきらない観客がその様子を楽しんだ。

 曲の合間には、ウシュマイ、ンミーと園児によるユニークな珍問答が行われた。園児が恐る恐る「どこから来たの?」という問いに「いい質問だね。星から来た。おばあとおじいは織り姫とひこ星だよ。一緒に行くかい?」と回答。「何歳か?」の問いには「300歳。誕生日にはケーキにろうそくがのりきらないよ。毎日元気に遊んでいれば、おじいみたいに300歳まで生きられるよ」と答えた。甲高い声で話すのが特徴で、通常は方言で会話するが、園児に分かるように標準語で会話した。

 「個性を大事にした教育」をモットーとする同施設には、19人の園児が在籍。月曜~土曜の8時~19時に利用できる。観光客のダイビング時に子どもの一時預けなどにも対応する。

 アンガマはウークイ(送りの日)の今月28日まで。その後、アンガマトゥズミが開かれる。

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