石垣に10月17日、ダイコクドラッグ（石垣市浜崎町、TEL 0980-88-1888）がオープンした。石垣港ターミナルビル前に位置し、海外からフェリーで来島する観光客のインバウンド需要を見込む。

1万点以上の商品が並ぶ

　店舗面積は60坪。マンション1階のフロア全体を使う。ターミナルビルから見える大きな看板を設置し、下船した乗客を誘客。店舗前は駐車可能で地元客も気軽に利用できる。

　同社ブロック長の平良優己さんは「沖縄では9店舗目。沖縄本島では国際通り周辺に4店舗を構えインバウンド需要に対応しているが、石垣も第一ターゲットは海外からの観光客」という。石垣島には3月から12月にかけ、毎週月曜、木曜に台湾から1000人以上を乗せたクルーズ船が寄港する。

　医薬品、化粧品、洗剤、ベビー用品、食品、サプリメントなど取り扱い点数は1万点以上。壁沿いの棚には2.5メートルの高さまで商品が並ぶ。「島内で最安値を目指す。今まで本島まで行ってまとめ買いしていた地元の皆さんにも利用してほしい」と話す。

　「海外からのお客さまはパスポート提示で5,001円以上の消耗品購入が消費税8％免税となる。中国語を話せるスタッフもおり、不在時はタブレット端末で本部と接続しリアルタイム通訳する。台湾のお客さまの求められる商品は沖縄本島とは少し違う。上質なホタテ貝などのつまみなど食品が多く、クルーズ船内の飲食用が多いのでは」と分析する。

　営業時間は11～20時。