有田陶器市商業組合主催による「大陶器市」が1月21日より、登野城漁港特設会場で開催されている。

　同イベントは全国各地で行われ、石垣では毎年1月に開催され恒例となっているもの。同組合の谷内さんは「市自体は10年近く行っている。石垣では有田焼など知らない方のほうが多いので、初めは疑う方もいた。長年開催することできちんと認知してもらっている」と、その開催の成果を話す。

　陶器は有田焼のほか、美濃焼、信楽焼、万古焼などの一般食器から美術品までを大量に展示販売している。谷内さんは「実際の価格より3割から5割引で販売している。物によっては本土よりも安く販売しているものもある」という。谷内さんの「おすすめ」は直火用の陶板（4,000円）で、「焼肉、すき焼き、焼き芋、餅など、何でもできるので寒い日にはぴったり」。

　美術陶芸では、陶芸作家の藤井朱明さんや藤井勝雲さん、立井清人さんなどの作品を展示。そのほかにも石川県の山中塗などの漆器関連や雑貨なども販売している。「全商品で約5万点ある。いつもよりも長く開催しているので、足を運んでいただければうれしい」（谷内さん）とも。

　開催時間は10時～19時。2月10日まで。