与那国に4月26日、アクセサリーなどを製造販売する「工房月神(つくがみ)」(与那国町与那国、TEL 080-6487-4792)がオープンした。場所は祖納地区にある前原商店の裏側、居酒屋「どぅぐいわり」斜め前。
貝殻やサンゴを使った雑貨のほか、パワーストーンアクセサリー、マクラメアクセサリーなどを販売し、制作体験もできる同店。フルーツジュースやケーキを提供するパーラーRERAも併設し、Wi-Fiを無料で開放している。
オーナーの土屋護(まもる)さんは神奈川県出身。プログラマーとして大手電機会社に勤務していたが、好きな仕事にしたいとの思いから居酒屋を開業。首都圏で4店舗まで広げたが、たまたま訪れた宮古島に魅せられて家族で移住した。
宮古島では農作業の手伝いをしながら、好きなアクセサリー作りに取り組んだ。「宮古島での時間はあっという間に過ぎ、9年間で貝殻とサンゴを使ったシーサーを8000体ほど作った。これだけ作った人はいないと思う」と話す。
今年3月に与那国島へ移住。島の人にとって役立つことをやりたいとの思いから、求められていることをヒアリング。「もっと多くの人が与那国島に来てほしい」「憩いの場所、ゆんたくの場所が欲しい」との声から、パーラーと体験工房を開くことにした。「とにかく与那国島のためになることをしたい」と土屋さん。
体験コースは、パワーストーンを使ったブレスレット(5,000円、所要時間30~60分)、ネックレス(1万円、60~120分)、貝殻とサンゴを使ったシーサー、スタンド、表札、アクセサリー置き(各3,800円、60~180分)、マクラメアクセサリー(6,000円、5時間、要予約)など。
パーラーRERAでは、マンゴージュース(600円)、サトウキビ、パイナップル、グアバ、パッションフルーツのジュース(各500円)、ケーキ(300~500円)などを提供。テラス席でも楽しめる。フルーツジュースとケーキを一緒に楽しめる店は与那国島では珍しいという。
営業時間は10時~18時。木曜定休。