6月9日、「ロックの日」ライブが「JAZZ BAR すけあくろ」(石垣市大川)で開催された。主催は、ミュージシャンの佐藤雅人さん。
同イベントは、今年で12回目。佐藤さんが主催し、石垣島を拠点にするロックバンドが集い、同店で毎年開催されてきた。
最初に登場した「なるとバンド」は、米ウッドストックで生まれた1970年代のロックにこだわっているという木部功枝(きべなるえ)さんが率いるバンドで、主催の佐藤さんもメンバーの一人。「KOICHI」は、池原コーイチさんがロックの日のために結成したバンドで、オリジナル曲のほか吉田拓郎さんの曲などを演奏した。
次に登場した「RockeTz」は、オールディーズバンド。アメリカンポップスを中心に演奏し、会場には踊り出す人の姿も見られた。「とにかく、自分が歌いたいものを歌う」という比嘉克仁(ひがかつじん)さんが率いる「あお」は、全てオリジナル曲を熱演。「Wanderer’s」は、下地盛喜(しもじせいき)さんがシンプルスタイルのロカビリーにこだわり、地元出身の3人で2カ月前に結成。サクソホンのゲスト出演もあった。
シンガー・ソングライターの池田真作さんが率いる「41(Forty One)」は、丙午(ひのえうま)年生まれの同級生が集まって結成したバンド。THE MODS の曲を熱演した。最後に登場した「BLACK RAIN」は、オジー・オズボーンさんのブラックサバズをカバーするヘヴィメタルバンド。上間康弘さんが熱唱し、会場中が興奮の渦に巻き込まれた。
佐藤さんは「自分の好きなロックミュージシャンに声を掛けて出演してもらっている。自分が主催するのはこれで最後になるが、今年のロックの日は最高だった。今までやってきて本当に良かった」と振り返り、「来年からは世代交代して若い人に引き継いでもらう。きっといいものができると思う」と話した。
来年のロックの日は、親泊金次郎さんが主催する。