石垣島の焼き肉店「焼肉太陽」(石垣市美崎町)で6月29日、肉の日ライブイベントが開催された。
同店では、店主の武内憲治さん(68)の趣味が高じて、店内にライブスペースを設置している。同スペースを活用して、肉の日(毎月29日)にコース料理&飲み放題とライブ演奏が付いて1人3,500円という肉の日ライブを行っている。夏季の繁忙期には行っていない。
この日のライブは、ぬまっちバー(石垣市美崎町)経営の下地盛喜(しもじせいき)さん(49)が息子たちと結成した下地ファミリー。ゲスト出演者に久松悠花(ひさまつゆうか)さん(14)。下地さん親子は、それぞれ別々のバンドやユニットで音楽活動を行っているが、武内さんからの声掛けで、初めて親子でバンドを結成し下地ファミリーとして演奏した。
ライブは、プロサーファーの嘉良直三(からなおぞう)さんのギタレレ演奏から始まり、下地盛喜さんのソロ、下地ファミリー三男の貴樹(たかき)さん(15)がボーカルを務めた後は、パート交換で長男・盛弥(もりや)さん(19)がメインボーカル、悠花さんがゲストボーカルとして入った。次男・夏樹(なつき)さん(17)と悠花さんは、昨年のTsunDAMI野外フェスの学生フェスティバルで、オーディションを通過し、2人でセッションをしている実力派。
前回の肉の日ライブで知り合った人と仲良くなり、今回も参加したという河村真紀さん(41)は「肉の日ライブが社交場になっていてとても楽しい、せいき兄々のファンなので仕事を早退してきて良かった。友達が増えるのもいい、お肉もおいしく、飲み放題なのがとてもお得」と話した。
盛喜さんは「下地ファミリーとして初めてやってみたが、息子たちが一生懸命に歌う姿を見てとても感動した。こういう機会をつくってくれたのりすけさん(武内さん)にとても感謝している。今後も、息子たちには音楽を介して、人間同士のつながりを広げていってほしい」と期待する。
武内さんは「島の人にお得感を味わってほしくて、肉の日ライブを開催している。この日のライブに出演してくれる人にとっても楽しんでこの場所を活用してもらえて、石垣牛を堪能してもらえたらいい。今後も継続していきたい」と話した。