一般社団法人日本ロマンチスト協会(長崎県雲仙市愛野町)は、石垣島最北端にある「平久保埼灯台」(石垣市平久保)を「恋する灯台」に、石垣市を「恋する灯台のまち」として認定し、9月26日に石垣市役所を表敬訪問して認定証を贈呈する。
日本ロマンチスト協会は、「ロマンスの日(6月19日)」の制定、「ジャガイモ畑の中心でロマンスを叫ぶ」の実施、「愛の聖地復興プロジェクト」など、「恋」「愛」「LOVE」などをキーワードにして話題を巻き起こすイベントを実施してきた実績を持つ。
「恋する灯台プロジェクト」は、埋もれていた「灯台」の文化や歴史的価値を可視化し、各地域の強力な観光資源とするために、灯台を「恋する灯台」という恋愛の聖地として認定して再価値化を目指す。海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、日本財団(東京都港区)がオールジャパンで推進するプロジェクト「海と日本プロジェクト」の一環として推進する。
「恋する灯台」というキーワードを使用して、地域が主体となって盛り上げていく機運を高め、灯台への集客アップを図り、最終的には海へ関心をもつ人が増加することを視野に入れている。
今回は、20地域21灯台を恋愛の聖地「恋する灯台」として認定。選定に当たっては、日本ロマンチスト協会の協会員(2016年6月現在、約1,600名)の中から選抜した「ロマンス宣教師」を中心に、有識者によって構成させる選考委員会で決定。北海道の湯沸岬灯台から、沖縄石垣島の平久保埼灯台までが選ばれている。
認定後は、恋する灯台ショートフィルムの制作、恋する灯台フォトコンテストの開催、恋する灯台デートコースワークショップの開催、恋する灯台SHORT FILM 2016および「灯台の日」連携企画の開催などを予定する。
同協会・代表の波房克典(なみふさかつのり)さんは、「大海原を照らし続けてきた灯台の光は、“人生の道標”のようであり、“未来に進む勇気”を与えてくれるような気がする。恋に悩み、夢に迷ったときに、ぜひ灯台に行ってもらいたい。愛し合うふたりが、未来を誓い合うときにも灯台が良い。夢見るチカラや恋するチカラを与えてくれる『恋する灯台』と呼んでいきたい」と話す。
認定された「恋する灯台」は、湯沸岬灯台(北海道)、尻屋埼灯台(青森)、碁石埼灯台(岩手)、入道崎灯台(秋田)、鼠ケ関灯台(山形)、安房埼灯台(神奈川)、城ヶ島灯台(同)、能生港灯台(新潟)、立石岬灯台(福井)、余部埼灯台(兵庫)、友ヶ島灯台(和歌山)、六島灯台(岡山)、大久野島灯台(広島)、角島灯台(山口)、蒲生田岬灯台(徳島)、高松港玉藻防波堤灯台(香川)、佐田岬灯台(愛媛)、伊王島灯台(長崎)、湯島灯台(熊本)、鶴御埼灯台(大分)、平久保埼灯台(沖縄)の21灯台