旅の予約サイトを運営するパム(那覇市久茂地)は11月1日、訪日外国人旅行客向けに中国語(繁体字)による八重山エリア周遊パス「旅遊pass!石垣島」を発売した。
参加施設や店舗は、フェリー会社、水牛車観光、グラスボートなどの観光施設から、ホテル、飲食店、エステティックサロン、お土産店、レンタサイクルなどが参加している
同社は7月30日に、八重山諸島の周遊の促進と、観光産業の地域間格差の解消促進を目的に、本年度戦略的課題解決型観光商品等支援事業の一環として周遊パス「たびpass!石垣島ALL¥980」を販売。フェリー会社、水牛車観光、グラスボートなどの観光施設から、ホテル、飲食店、エステティックサロン、お土産店、レンタサイクルまで参加する22店舗で提示すると、対象メニューが一律980円で利用できるシステム。
併せて「八重山ご当地特産品」を漏れなく進呈するスタンプラリーも開催し、販売からの3カ月の間に約1000部が販売・配布され、登録された観光施設から好評を得ている。
今回発行するパスは、同商品の中国語(繁体字)版で、沖縄県を訪れる外国人旅行客の中でも、突出して多い台湾からの旅行客をターゲットとしている。
現在、沖縄県を訪れた入域観光客のうち、外国人旅行客の割合は25パーセントを占め、好調な沖縄県の観光産業を下支えしているが、八重山エリアに絞って見ると、外国人旅行客の割合は16.8パーセントにとどまっている。八重山地域への理解と親交のある台湾からの観光客をフックに、入域外国人観光客の地域間格差の解消を目指す。
販売・利用期間は11月1日~12月31日。販売価格は1,000円。販売は石垣島空港国内線ターミナル1階「ショップつばさ」と、石垣港離島ターミナル内「石垣島トラベルセンター」で取り扱う。