毎年12月に現代版組踊「オヤケアカハチ~太陽(てぃだ)の乱~」を成果発表として上演するウイングキッズリーダーズ・子ども演劇やいま浪漫の会が2月4日、15周年記念の祝賀会をANAインターコンチネンタル石垣リゾート(石垣市真栄里)で行った。
池田真作さんらの演奏で踊るウイングキッズリーダーズの子どもたち
ウイングキッズリーダーズは、八重山地区の小学校4年生から高校3年生までの約80人が参加している「子ども演劇ワークショップふるさとづくりリーダー養成講座」の受講生から成る。その父母を中心とした会である「子ども演劇やいま浪漫の会」が同講座を主催している。
祝賀会では、同活動への功労者として欠席者も含めて17人に感謝状が渡された。感謝状が贈呈されたのは、平田大一さん、小底弘子さん、橋爪雅彦さん、荷川取明さん、平良雅樹さん、小浜英克さん、波平真允さん、大松信子さん、池田真作さん、新垣健さん、石垣昭二さん、木内茂さん、川平孝子さん、武松宏明さん、王滝志隆さん、島袋安弘さん。
座開きには、公演に参加しているバンドメンバーの生演奏で役員らによる「鷲ぬ鳥節」が披露された。現役メンバーによるダンスや寸劇の披露のほか、卒業生らによるテーマソング「道標の詩(みちしるべのうた)」のダンス披露などもあった。
旧役員らの思い入れのある話も語られた。中山義隆石垣市長は、自身も同会の活動初期に携わっていたことなどを話し、会が継続することが喜ばしいこと、子どもたちに未来を託したいという思いなどを話した。
女性ボーカルを担当する岸本峰子さんによるミニライブもあった。男性ボーカル・ギターとバンドマスターを務める池田真作さんは、夏公演用に作曲した「結ぬ島風(ゆいぬしまかじ)」を、自身がリリース予定のCDに収録していることなどを話し、同曲の演奏に合わせた子どもたちの元気いっぱいのダンスも披露された。
昨年12月の本公演で、オヤケアカハチ役を演じた馬場陸人さん(八重商工3年)の音頭で、「オーパレーレ」という掛け声を出し、会場中が一体となった。