石垣島を拠点に活動するシンガーソングライターの池田真作さんと姉妹コーラスユニットのIRISが3月20日、舟蔵の里(石垣市新川)で「やいまroad vol.2」をCDアルバム発売記念として行った。
八重山出身、または八重山を拠点に活動するアーティストが活動の場を広げるための道をつくり、発展し合うことを目的に昨年創設された「やいまroad」の2年目は2組のCD発売記念ライブとなり、2月26日に那覇市でも行われ盛況だった。池田さんとIRISは今回、石垣島の自然・風を感じられる場所でCD発売記念ライブを行いたいと、海の近くの野外ステージを会場に選んだ。
青空の下、オープニングアクトとして登場したのはBAGADA BAND。各自で音楽活動を行う八重山ゆかりのミュージシャンが集うグループで、「歌詞は八重山の方言」「ポップなメロディー」「三線のフレーズ」のコンセプトの下、八重山の言葉、三線、音楽の良さを広めたいと数々のステージをこなしている。メインボーカルの伊良皆誠さんは「メンバーでもある真ちゃん兄とIRISのレコ発と聞いて、ぜひとも応援したい、盛り上げたいと思った。やいまのミュージシャンたちが皆で協力できて、大盛況になったことが自分のことのようにうれしい」と話した。
続いて登場したIRISのステージには、ダンサーのyumiさんなども参加した。「石垣島から虹の橋を架け、石垣島の自然や癒やしを歌に込め羽ばたいていく」というIRISの世界観を表現。IRISの2人は「たくさんの人に支えられ、協力していただいて、とても華やかなライブとなり感謝の気持ちでいっぱい。自分たちの生まれ育った八重山の自然の豊かさ、人々の温かさ、素晴らしさを、音楽を通してこれからも発信していきたい」と意気込む。
最後に登場したのは池田真作さん。池田さんが舞台音楽を手掛ける子ども演劇ウイングキッズリーダーズの子どもたちと、その指導・演出を行う比屋根秀斗さんも、サプライズゲストとしてダンス出演した。CD制作に携わったミュージシャンたちもゲスト出演。池田さんは「予想を超えるたくさんの人に来ていただいてうれしかった。天気もよく開放感もあり、音響も良く、いいパフォーマンスができたと思う。ミュージシャン仲間や友人たちなど皆の協力があり、素晴らしいステージにできて本当に良かった」と喜んだ。
実行委員の戸田アイさんは「舟蔵の里の全面的な協力、たくさんの地元ミュージシャン、友人たちの支えがあって、初めての大掛かりなイベントが成功に終わって本当に良かった。感謝の気持ちでいっぱい」と振り返る。