市販ロボットキットを使って自作したロボットでプログラミング技術を競う「第14回WRO Japan 決勝大会」が9月17日、「BumB(東京スポーツ文化館)」(東京都江東区)で行われ、石垣から出場した「Step By Step」が審査員特別賞を受賞した。競技の成績は5位だった。
「Step By Step」が参加したのは、難度の高い「エキスパート競技」。リーダーの浦添一君(平真小学校5年)は8月19日に開催された「WRO Japan 沖縄ロボット大会2017」で優勝し、全国大会への出場を手にしていた。
全国大会では、1チーム1人だけの参加が認められていないため、石垣島大会のベーシック競技で勝利した弟の浦添昴君(同2年)、昨年の同大会で優勝した喜納かなんさん(同5年)が加わりチーム「Step By Step」を編成して参加した。
チームは、スピード感、スピードを担保するためのテクニック、課題をクリアする際の発想の大胆さを評価されて審査員特別賞となった。一君は「優勝できなくて残念。来年はロボットとプログラミングの質を高めて世界大会へ出場したい」と意欲を見せた。一君をフォローしながらプレゼンテーションで活躍した喜納さんは「プレゼンはうまくできて反応も良かった。台風の影響で組立がなくなったのは残念。来年は日本一を目指したい」と展望を語った。