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石垣島北部の平久保半島の峠越えの道「安良越地」に小学生がチャレンジ

安良越地の平久保側は、板根が面白い形になっている木が多かった

安良越地の平久保側は、板根が面白い形になっている木が多かった

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 石垣島北部の平久保半島の西海岸にある平久保集落から東海岸の安良までを結ぶ道「安良越地(やすらくいつ)」で1月27日、小学生10人が峠超えにチャレンジした。環境省石垣島北部地域子どもパークレンジャーの取り組みとして、エコツアーふくみみ(石垣市野底)が主催した。

イヌビワの板根に入って遊ぶ子どもたち

 安良越地は、安良村があった100年ほど前までは平久保集落と行き来するための重要なルートであったものの、現在では利用する人はほとんどいない。西表石垣国立公園に編入された地区にあり、歴史的な意味も含め、現在の安良御嶽の司である米盛邦子さんを中心に保全と利用が提案されている。近年、同道を小学生が歩くのは初めて。

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 平久保小学校から歩き始めた。ヒルが多く生息する山道のため、お互いにヒルへ警戒しながらも、傾斜が急な道を子どもたちは楽しんでいた。傾斜が急な峠を越えた安良側には、イヌビワやガジュマルやリュウキュウマツの巨木が点在しているところでは巨木で遊び、約2時間で、全員が安良側まで歩き切った。

 横田蒼(あお)さん(野底小3年)は「ヒルがいっぱい出てきていっぱいついてきたからびっくりした。ガジュマルの木で遊んだのは楽しかった」と話した。

 石垣自然保護官の藤田和也さんは「今年の北部子どもパークレンジャーはシュノーケリングやサイクリングができないなど天候に左右されたが、最後にこういう意味ある取り組みができてよかった。プログラムを通して感じたことを周りの人とも共有して北部の自然を体験して発見してほしい」と話した。

 同行した久松真実さん(オリオン石垣島エコツアー)は「歩いてみたいと思っていたので声掛けてもらってよかった。斜面のキツイところでも子どもたちのたくましさを頼もしく思った。昔の人はこういうところに道を通したのかと思うとすごいと思う」と話した。