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石垣島でSDGsカードゲーム 世界を変えるための17の目標、カードゲームで体験

SDGsカードゲームの様子

SDGsカードゲームの様子

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 SDGs(国連で採択した持続可能な開発目標)を達成するための道のりを体験するSDGsカードゲームが10月21日、大濱信泉記念館(石垣市登野城)で行われた。主催はMBC。協力はさんご認定(仮)勉強会事務局、環境省石垣自然保護官事務所、石西礁湖サンゴ礁基金。

中間の状況で、どのような世界になっているのかを解説するファシリテーターの赤塚丈彦さん

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 2015年9月の国連サミットで採択された2030年までに達成するために掲げた目標、SDGs。イマココラボが開発したSDGsカードゲームの公認ファシリテーターは、赤塚丈彦さん。ゲームは、与えられた「お金」と「時間」を使って、プロジェクト活動を行うことで、設定されたゴールを達成するというもの。プロジェクトを実行すると参加者全員で創り出す世界の「経済」「環境」「社会」が変化する。

 中間発表では、経済状況メーターは17であるのに対し、環境は3、社会は4という好ましくない世界であることを、参加者らは赤塚さんの解説で自覚。後半は各チームがそれぞれの目標の達成を目指しながらも世界の状況メーターを上げていこうと努力し、結果は経済が14、環境が16、社会が14と、世界の状況メーターの目標も達成された。

 50代女性は「SDGsカードゲームは2回目、今回は早い段階から交渉したり世界を良くしようと取り組めたと思う。誰一人取り残さないというのは難しい課題で、状況を把握し、声を掛け合うというのは現実社会でもとても大切なことだと感じた」と話す。松中孝道さん(44)は「目標の具体的な仕事や生活を設定してゲームをやった。SDGsにつながっていくというのが実感できたので、自分の生活にも生かしていきたい」と話す。

 ファシリテーターの赤塚さんは「親子連れが多くてうれしかった。アットホームな島の感じが現れていたのかなと思う。年齢層も広く、男女比も本来の社会に近かったと思うので、実社会を反映できるゲームになったのではないかと思う。石垣市にはぜひ未来都市に応募してほしいし、具体的に町を動かす人に、カードゲームを体験してほしいと思う」と話す。

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