石垣島天文台が7月7日早朝、今年3月27日にNASAの赤外線天文衛星NEOWISE(ネオワイズ)によって発見されたネオワイズ彗星(すいせい)の撮影に成功した。
7月ごろに明け方の空で明るくなることが予報されていた。
ネオワイズ彗星は7月中旬ごろまで明け方の北東の空に見られる。彗星は低空にあり、観察できる時間は限られているため撮影のチャンスは少ない。同日明け方は雲が多い天候だったが、石垣島天文台特任研究員の堀内貴史さんが雲の合間で尾をなびかせている彗星の姿をカメラに収めた。
今後も晴れていれば双眼鏡や望遠鏡で見つけられる可能性もあるという。7月中旬以降、ネオワイズ彗星は夕方から宵にかけて北西の空に見えるようになり、明るさは徐々に暗くなることが予報されている。