石垣産和牛の生産・加工直売所「ぼーのファーム」（石垣市白保、TEL050-8890-4029）がオープンして、2月18日で2カ月がたった。

「ぼーのファーム」ギフトセット

店名の「ぼー」は「僕」を意味する白保地域の言葉。店主・宮良央さんの牧場はこれまで子牛の繁殖を中心に手がけてきたが、今回、食肉用に再飼育した経産牛の加工直売所として同店を開いた。精肉やハンバーグ、ホルモンなどを取りそろえる。

宮良さんは東京農業大学卒業後、和牛の生産から加工・販売までを一貫して手がける県外の牧場で飼育の技術や牧場運営について学び、2016（平成28）年からは実家の牧場経営に携わってきた。「石垣島の自然の中でのんびりと育てた大事な牛たちが肉になった後も関わりたいという思いで、6次産業化を目標にしてきた。実現できてうれしい。経産牛は赤身の存在感があって肉らしい味わいが特徴。ぼー（僕）たちが育てた牛肉のおいしさをお客さまに直接伝えたい」という。

飼育飼料の牧草も自家生産にこだわる。加工所には特殊冷凍機「3Dフリーザー」や「スキンパック包装機」も導入し、商品の品質保持とプラスチック不使用による環境負荷軽減にも取り組んでいる。

商品ラインアップは「上赤身焼肉200グラム」（1,869円）、「自家産和牛100％ハンバーグ100グラム」（440円）、「リブロースステーキ200グラム」（2,420円）のほか、詰め合わせギフトセットなども用意する。オンラインショップでは全国配送にも対応。

　営業時間は10時～18時。日曜・月曜・火曜定休。