音楽劇「南国の花」八重山で初公演-宮良長包生誕125周年で

フィナーレでは「えんどうの花」を会場と一緒に大合唱。中央が宮良長包役の石垣真秀さん

フィナーレでは「えんどうの花」を会場と一緒に大合唱。中央が宮良長包役の石垣真秀さん

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 宮良長包生誕125周年記念音楽劇「南国の花―宮良長包・その生涯と音楽―」が10月4日・5日、石垣市民会館大ホール(石垣市浜崎町)で開催された。

沖縄を代表する音楽家・宮良長包

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 この音楽劇は、石垣市出身で沖縄を代表する音楽家・宮良長包の、生涯にわたる音楽活動を自身の作品によって構成したもの。2006年4月に那覇市文化協会主催で上演され、地元である八重山での公演が望まれていた。今回は市民参加による音楽劇として、八重山で初めて行われた。

 宮良長包役は、長包の愛弟子だった糸洲長良の孫にあたるテノール歌手の石垣真秀さんが演じた。そのほか出演者や八重山高校吹奏楽部、石垣中学校吹奏楽部、YAEYAMAストリングスによるオーケストラなどを含めて約230人の市民が参加。これまで行ってきた練習の成果を発揮した。

 4日の公演では、ほぼ満席状態に。歌が歌い終わるたびに会場からは大きな拍手が起こり、口ずさむ姿も観客もいた。劇の合間にはスライドを使用し、当時の写真や映像も。フィナーレは「えんどうの花」を会場一体となって大合唱。大きな拍手とともに幕を閉じた。

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