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サンゴを守る月桃300株を植え付け-WWFジャパン会員エコツアーで

1本1本丁寧に月桃を植え付けていく会員。月桃によるグリーンベルトで農地から流れる赤土を防ぐ

1本1本丁寧に月桃を植え付けていく会員。月桃によるグリーンベルトで農地から流れる赤土を防ぐ

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 WWFサンゴ礁保護研究センター「しらほサンゴ村」(石垣市白保、TEL 0980‐84‐4135)は10月23日、WWFジャパンのサポーターで自然保護の現場を回るエコツアーに参加している会員8人を受け入れ、赤土流出防止対策の月桃植えボランティアを実施した。

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 白保のサンゴ礁保全に取り組んでいるしらほサンゴ村では、毎年会員ツアーの受け入れを行っている。今回の会員らは23日から2日間白保に滞在し、月桃植えボランティアのほかにサンゴの学習やサンゴ観察会を行う予定。

 白保では轟川周辺にある農地から赤土が海へ流れており、サンゴ礁の環境に大きな影響を与えている。白保サンゴ村はそれらを防ぐため、農地に月桃を植えるグリーンベルト設置活動を行っている。

 初めに上村真仁センター長が会員8人らに対して、赤土流出の原因や月桃植えの意義、役割などを説明。その後、会員たちは白保轟川流域にある宮良操さんの農地に、シャベルを使って30センチ間隔で月桃の苗300株を植えていった。慣れない力仕事に悪戦苦闘しながらも、会員たちは手際よく月桃植えを行った。50メートルの月桃のグリーンベルトが完成すると、自然と拍手が起こり、笑顔があふれた。

 三重県から参加した白石美里さんは「石垣島に来たのは初めて。エコツアーには参加したいと思っていた。(月桃植えは)意外にやり出すと、はまっちゃう感じ。もっと植えたかった」と物足りない様子も。上村センター長は「中学生らに協力してもらい月桃植えは行っているが、会員ツアーとして行うのは久しぶり。白保魚湧く海保全協議会と協力して行っていることなので、年1度の受け入れの中で、地域の皆さんと一緒にやっていけるようなことを企画していきたい」と話した。

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