7月7日・8日に開催された「2007八重山の産業まつり」に高校生による仮想企業が出店、フレッシュジュースなどを販売し、すべて完売した。
「高校生市場」は八重山青年会議所が指導を行い、現役高校生に起業・事業体験をしてもらうのが目的。今回は八重山商工高校の3年生12人が参加し、地元の果物や野菜を使ったジュースを販売する「フレッシュパーラー スムージー」を出店した。
参加した高校生は、同会議所の指導を受けながら、企画から仕入れ、販売、決算など起業で必要なことすべてを自分たちで行った。商品は、パインジュース、ゴーヤージュース(各300円)、ミックスジュース(350円)の3種類。そのほかにサーターアンダギー(150円)や塩せんべい(170円)なども販売。
参加者の一人である仲里麻未さんは「前日の仕込みが一番大変だった」と苦労した点を話した上で「宣伝が効いて、思ったよりも売れている」と笑って応えていた。「販売目標は500個だが、最低500個は売りたい」(仲里さん)と意気込みも。
同校では昨年展示で出展予定だったが、台風のために中止に。今年は青年会議所の協力を得て仮想企業での出展となった。今回の出展結果は後日、収支決算などのレポートとしてまとめられるという。