石垣全日空ホテル&リゾート(石垣市真栄里)の料飲部による新作料理レシピ・カクテルコンテストが11月27日、同ホテルで開催された。
コンテストはホテル内料飲部門全5部門によるもので、若手による地元八重山の素材を使った新しいレシピの開発と技術向上を目的としている。同ホテルとしては初めての試み。
料理コンペティションでは、近海魚とアダンをテーマにした料理6品と紅イモを使用したパンやデザート4品が出展。和洋中とさまざまなレパートリーが並んだ。審査員はホテル職員からランダムに選出され、見た目や味を確かめながら審査を行っていた。試食コーナーには人だかりができ、女性職員らはデザート一つひとつの味を堪能していた。
カクテルコンペティションでは、7人のバーテンダーがエントリー。泡盛をベースにしたオリジナルカクテルを実際に作り、味や見た目などで競い合った。シェーキングなどで派手なパフォーマンスをするエントリー者もいて、会場からは笑いと拍手が起こり和気あいあいとした雰囲気だった。
審査の結果、料理コンペティション1位は紅イモを使用してショコラパイやミルフィーユ、ケーキを作った仲間奈々美さん、カクテルコンペティション1位はオレンジカットのパフォーマンスで会場を沸かせ、IHG(インターコンチネンタルホテルズグループ)のイメージカラーのカクテルを作った玉津信栄さんが選ばれた。
仲間さんは「期間が短く大変だったが、これで報われたなと思う。個人的にはチョコレート細工に力を入れた。これからも改良して、美味しいものを作りたい」と意気込みを語った。玉津さんは「とてもうれしい。オレンジカットのパフォーマンスとIHGのイメージカラーをカクテルに出すことが難しかった。もう少し飲みやすく改良していきたい」と笑顔を見せた。
1位に選ばれた料理とカクテルは同ホテルのメニューに採用される。