台湾から石垣へ-復興航空、10月からチャーター便運航へ

郭榮華社長(左)と汪祥龍さん(右)が大濵市長を表敬訪問した

郭榮華社長(左)と汪祥龍さん(右)が大濵市長を表敬訪問した

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 台湾の復興航空が10月から、石垣島へのチャーター便運航を計画している。復興航空客運営業部業務主任の汪祥龍さんと、ツアーを企画している台湾の旅行会社「大栄旅遊」郭榮華社長が9月9日、商品開発のため石垣島を訪れ大濵長照市長を表敬訪問。また地元のホテルやレストラン、観光施設などを回り、ツアー内容について協議した。

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 石垣島へのツアーは台北・松山-花蓮-石垣と3空港を結ぶ路線で3泊4日を予定。機材は70人乗りのプロペラ機で、60人は台湾から、10人は石垣からと双方向からの利用を見込んでいる。初便は10月10日を予定しており、4日に1便の割合で年間を通した運航を目指す。

 復興空港は昨年3月に日本へのチャーター便運航権を取得。今年1月からは北海道に月8便、チャーター便を飛ばしていて、この10月からは16便に増便するという。石垣便も、定期路線化を視野に入れた継続した運航を希望しており、「観光シーズンの夏には増便できれば」と汪さん。

 これまで台湾-石垣間のチャーター便は、他の航空会社が高級リゾートホテルとタイアップして実施しているが、今回のツアーでは市街の施設を利用した周遊プラン、フリープランなどが計画されていることから、経済効果も期待される。

 ツアーの商品化に向けてのポイントは「値ごろ感や施設のグレード感」。台湾の客にとって魅力あるプランかどうか、地元の協力が不可欠となる。 汪さんは「毎月500~600人の客を送りたいと思っている。一方的な送客でなく、双方から利用があれば長く継続していけるだろう。地元の皆さんの協力もお願いしたい」と呼びかけた。

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