マリンバ北星会による「日中合同青少年マリンバコンサート」が10月18日、石垣市民会館大ホール（石垣市美崎町）で開かれた。

　マリンバ北星会は全国に教室を持つマリンバ団体で、石垣市内には3つの教室が開設されている。今回のコンサートは、内原教室が今年3月に中国瀋陽コンサートに出演したことがきっかけとなり実現した。コンサートと同時にマリンバ北星会第32回定期発表演奏会も開催され、北海道から鹿児島まで日本各地のマリンバ北星会メンバーが出演した。こうした国際的・全国的なマリンバコンサートが石垣で開催されるのは初めて。

　コンサートでは島内と県外のマリンバ北星会メンバーが中国の瀋陽音楽学院から来島した20人とともに、マリンバ演奏を披露。東京や鹿児島、那覇、石垣の合同メンバーによる「道化師のギャロップ」がオープニングを飾り、沖縄メンバーによる「芭蕉布」や横浜メンバーによる「カノン」などが誰もが知る名曲が披露されたほか、「八重山幻想譜」「楽しいポルカ」などマリンバ用に作曲・編曲された曲も演奏された。

　瀋陽音楽学院のメンバーによる「マリンバ音楽」は、太鼓などの打楽器を加えながら、柔らかくも力強い音色が会場に響き渡った。観客は音色を聴きながら、演奏者のマレット（マリンバのばち）の動きにくぎ付けになっていた。マリンバ演奏のほか、いしがき児童合唱団の合唱もあり、コンサートを盛り上げた。