「ゴミは捨てるものではなく、拾うもの」を合い言葉に、「第1回海・LoveLoveフェスタ in 石垣島 2009」が開催されることになり、10月22日、実行委員会の設立総会が開かれた。
同イベントは、漂着ゴミの清掃活動や音楽、アートを通して、石垣島の素晴らしい自然環境を未来に向けて大切に守っていくことの重要性を発信しようというもの。
呼びかけたのは、主催団体であるYNAP八重山ネイチャーアートプロジェクトやIBCC石垣ビーチクリーンクラブをはじめ、数年前からボランティアで海岸清掃を行ってきたグループ。世界中の人々が訪れる石垣島の海も、心ない人々によって家庭ゴミや産業廃棄物の不法投棄が後を絶たず、また島外から流れ着く漂着ゴミで汚れている。そこで、美しい海と砂浜、自然環境を守り続けて行くために、1人でも多くの市民が楽しめるボランティア活動として継続発展させていくことを目指している。
本番は11月22日午前9時30分から。石垣島東部の吉原海岸にある八重山ヒュッタビーチでビーチクリーンと漂着アート制作などを行う。ビーチクリーンへの参加は、趣旨に賛同する人なら誰でも可能。収集したゴミは分別してデータを作成し、そのゴミを利用してアート作品を作る。その様子は写真家の大塚勝久さんが空から撮影する。また前日の21日には前夜祭として、16時から新港地区サザンゲート広場でチャリティーライブも開催。島内外で活動するバンド5組が出演する。前売り=1,500円、当日=2,000円で、売り上げはすべて同実行委員会に寄付する。
当日は石垣市総合体育館前と会場間を往復するチャーターバスも運行。また食事の用意もあるが、きれいなビーチを取り戻す活動のため「MYはし」「MY水筒」「MYどんぶり」持参で参加する。
実行委員長の中川久美子さんは「島のためにという人々の思いがつながってきた。もっと手をつないで、ビーチクリーンはどこでも誰でもやれることを伝え、八重山全体に輪を広げていきたい。1回だけでなく2回、3回と続けていきたい」と意気込みを語る。
イベントについての問い合わせは、総合プロデュースの嘉数博仁さん(市公共施設管理公社TEL 0980-88-5292)まで。