八重山の泡盛を使ったカクテル・コンペ-最優秀グランプリは松浦さん

泡盛をベースに、色鮮やかなカクテルが並んだ「八重山アワモリカクテル・コンペティション」

泡盛をベースに、色鮮やかなカクテルが並んだ「八重山アワモリカクテル・コンペティション」

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 今年で15回目を迎える「八重山アワモリカクテル・コンペティション」が10月25日、ホテル日航八重山で(石垣市大川)開催された。主催は八重山料飲サービス会。

最優秀賞グランプリを受賞したカクテル「想い(うむい)」

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 同コンペティションは八重山料飲サービス会の一大事業イベントで、泡盛の多彩な味わいをアピールする地場産業の育成の一環として行われている。八重山の泡盛を使ったオリジナルカクテルのネーミング、色彩、味覚、テクニカルなど6項目で腕を競う。

 当日は郡内のホテルやバーなどからバーテンダー19人がエントリー。ショートカクテル部門とロングカクテル部門でそれぞれのオリジナルカクテルを披露した。色鮮やかなカクテルは、ネーミングも「ティーダ」「美風(ちゅらかじ)」「島娘」「唐船ドーイ」など沖縄独特のものが目立った。

 最優秀賞グランプリにはショートカクテル部門にエントリーした松浦安代さん(軽井沢倶楽部ホテル石垣島)の「想い(うむい)」が選ばれた。松浦さんは「小浜島に住んでいる時にアワモリカクテル・コンペティションを知り、尊敬する先輩に認められたくて出場していた。一度本土へ戻ったが、これに出たくて一昨年戻ってきた。今年はグランプリを取ると宣言していたが、自分の名前が呼ばれた時は一瞬分からなかった」と振り返った。カクテルについては「島の文化が好きで、これからも大事にしていきたいという思いを込めた。混ぜると色が変わるカクテルで、古くからの伝統に新しいものを取り入れて自分たちの文化を作り上げていく島々の心意気を表現した」と話す。

 そのほかの結果は以下の通り。ショートカクテル部門金賞=寺崎毅さん(チサンリゾート石垣) 「Bracing Bitters(ブレイシングビターズ)」、銀賞=入里浩和さん(58Company’s Restaurant) 「Green Island(グリーンアイランド)」、銅賞=石川克さん(石垣リゾートグランヴィリオホテル) 「美風(ちゅらかじ)」、ロングカクテル部門金賞=向井亮太さん(ANAインターコンチネンタル石垣リゾート) 「唐船ドーイ」、銀賞=池本美優さん(ANAインターコンチネンタル石垣リゾート) 「花」、銅賞=上田昌典さん(軽井沢倶楽部ホテル石垣島) 「風鈴仏桑花(コーラルハイビスカス)」、特別賞(Marie Brizard賞)=川原田善一さん(南西楽園小浜島りリゾート) 「島娘(しまむすめ)」

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