ホテル日航八重山(石垣市大川)に1月9日、ドクターフィッシュ(学名=ガラ・ルファ)を利用したフィッシュテラピーが受けられるブースがオープンした。運営は沖縄エコマネジメント(那覇市)
ドクターフィッシュはコイ科の淡水魚で、トルコ原産で現地では約37℃の温泉に生息している。基本的には雑食だが、「人の皮膚をついばみ、古い角質を取る」という習性があり、この魚のピーリング効果を利用して、トルコやドイツではアトピー性皮膚炎や乾癬(かんせん)、ニキビなどの皮膚疾患の治療に利用されているという。そのほか、ついばむ際の小刻みな振動によるマッサージ効果や心地よい刺激によるリラックス効果もあるされ、ドイツではこの魚による治療が保険適用の医療行為として認められているほど。
同社は東京をはじめ各地の温浴施設やホテル、旅館、イベントなどにドクターフィッシュを納入しており、石垣では初出店。沖縄県内では5カ所目となる。同ホテル1階にある土産物エリアに水槽を設置。足湯の感覚で入り、足を入れると体長4~5センチのドクターフィッシュが寄ってきてついばみ始める。
体験したホテル従業員の石井聖子さんは「痛くはないが、くすぐったい感じ。足がつるつるになるのが楽しみ」と話す。
料金は1回10分500円。宿泊客以外も利用できる。サービス提供時間は17時~21時。