「2010石垣島ITUトライアスロンワールドカップ・石垣島トライアスロン」の開催が4月25日に迫った。会場設営も急ピッチで進められ、石垣空港には国内外から選手やスタッフが到着して、市内は慌ただしさが増している。

　今年は一般参加の「石垣島トライアスロン」に1,724人がエントリー。これまで1人で3種目をこなすA組と3人1組でリレーするB組の2部門だったが、今回からJTU（日本トライアスロン連合）に登録している「エイジ部門」、未登録（一般）の「シチズン部門」、「リレー部門」の3部門で競技が行われる。JTU主催・共催の大会でポイントを獲得できるエイジグループの大会としてはこれが開幕戦。女子で3年連続エイジランキング総合優勝の松本華奈選手（島根）など有力選手が顔をそろえる。最高齢は76歳の玉代勢孝一選手。

　ワールドカップには21日現在、17カ国63人がエントリー。アイスランドでの火山の影響でフライトできずキャンセルする選手も出ているが、22日から続々と海外選手が石垣入りしており、空港では通訳ボランティアや市職員らが対応に当たっている。日本選手では今シーズン、ムールラバワールドカップ3位の崎本智子選手（日本食研）、世界選手権シリーズシドニー4位の足立真梨子選手（トーシンパートナーズ・チームケンズ）らが出場。「石垣島に来ると第2の故郷に戻ってきたみたい」と話す庭田清美選手（アシックス・ザバス）や「大好きな石垣島で全力を出したい」と話す田山豪寛選手（NTT東日本・NTT西日本／流通経済大学職員）も笑顔で石垣入りした。

　競技は25日8時に登野城漁港でのスイムからスタート。ワールドカップは13時15分からエリート女子、15時45分からエリート男子がスタートする。当日は8時から18時ごろまで交通規制が行われるため、大会事務局では車両での通行に注意するよう呼びかけている。