14歳の仲村颯悟君が監督した映画「やぎの冒険」が12月19日、石垣市民会館(石垣市浜崎町)で上映される。
小学生の時にビデオカメラを手にしてから、サスペンスやコメディ、ホラー、友情ドラマなどすでに30本以上の短編映画を自主制作しているという仲村監督の初の長編作品。昨年の沖縄観光ドラマコンペティションで同作品の土台となる短編の脚本が選ばれ、沖縄でもトップクラスのスタッフが集結して映画化。完成作品は映画関係者から高い評価を得た。
映画のモチーフは「ヤギ」。沖縄ではヤギを食べる習慣があるが、ストーリーはヤンバルを舞台に「食べて、生きる」ことの意味を知る少年の成長物語となっている。豊かな食文化を誇る沖縄で、食材となる生き物たちが暮らしの中に生きている現実と向き合う少年の心が表現されている。沖縄本島各地で上映され、観客動員数は4万人を突破。大きな話題を呼んでいる。
上映は13時~、15時~、17時~、19時~の4回。各回上映前に仲村監督が舞台あいさつを行う予定。前売りは、大人(高校生以上)=1,100円(当日は1,400円)、小中学生=600円、幼児以下無料。学校で配布された「特別限定チラシ」を持参した小学生は無料招待、中学生は半額となる。問い合わせは映像工場(TEL0980-83-7403)まで。