八重山農林高校付近・産業道路沿いに6月3日、カフェバー「Cafe Caravan (カフェ・キャラバン、石垣市字大川、TEL 0980-87-0931)」がオープンした。
店舗面積は8坪、席数はカウンターとテーブルの計14席。白い壁に木目窓枠の落ち着いた店内は全て手作 り。店内には世界中から集めた陶磁器や市内の焼き物屋にオーダーした陶器(新川焼)などが飾られている。
久米島で出会ったというオーナーの亀山隆志さんと、スタッフの武久浩二さん。今回2人のタイミングが合い、初出店にこぎ着けた。亀山さんが米好きということもあり、以前から出身地の宮城県産米を使ったおいしいごはんとコーヒーの店を石垣島に出したいという思いがあった。米は宮城県の無農薬のものを農家から直接仕入れているほか、2人ともバリスタの免許を持つなど、コーヒーにもこだわりを持つ。
日替わりランチは、メーンと5種のおかず・みそ汁・ごはんにドリンク付きで850円。17時以降は「夜ごはん」(700円)が中心となり、メーンは日替わり。「冷やしウーロン茶漬け」(500円)や、ご飯・みそ汁・梅干しセットの「さいごの晩餐」(350円)のほか、お客さまのリクエストに応えたメニューも提供するという。
オリジナルブレンドの「キャラバンブレンド」(ホット380円、アイス450円)や「エチオピアイルガチェフェ農園」「グァテマラ サンタカタリーナ農園」(ホット各450円)などのドリップコーヒーをはじめ、「ハニーコーヒー」や「チョコレートコーヒー」(ホット各450円、アイス各500円)などのアレンジコーヒーがあり、デザイン・カプチーノ(ラテ・アート)も可能。「マンゴージュース」「ウーロン茶」(各350円)などのソフトドリンクや、「オリオン生」「泡盛梅酒」(500円)、「泡盛」(350円)などのバーメニューやデザートも提供する。
「最初は不安だったが既に常連のお客さまもでき、『ふるさとを思い出す』『ここのみそ汁をのむと心が温まる』などと言ってくれる方もいてうれしい」と亀山さん。中には「こんなおいしいコーヒーは石垣で初めて飲んだ」という方や、独身男性がみそ汁をのんで「ふるさと(母親)の味を思い出した」などと何度も訪れてくるケースもあるという。
営業時間は11時~22時。火曜定休。