3年ぶり5回目となる「ウルトラマンプレシャスステージツアーin石垣島」が7月8日、石垣市民会館（石垣市浜崎町）大ホールで開催された。主催は石垣市商工会青年部･女性部。

3公演とも親子連れなどで満席

　同ショーは地域還元事業として、「ヒーローショーを生で見る機会が少ない島の子どもたちに夢を与えること」をコンセプトに2003年から行われており、今回は「お父さんはウルトラセブン～大きな背中を超えるその時まで～」と題して公演が行われた。当日は3回公演で、各回とも親子連れなどで満席となった。

　ストーリーは、働くお父さんをテーマに展開。構ってくれないサラリーマンのお父さんにへきえきしていた息子がウルトラマンセブン･ゼロ親子に出会い、実はお父さんは家族を守っているヒーローだったと気付く父子の愛を描いた作品。レオやエースのヒーローやダークロプス、カイザーベリアルなどの怪獣も登場した。次々に繰り広げられる戦いを会場の子どもたちは真剣なまなざしで見つめ、ヒーローが負けそうになると「ウルトラマン、頑張って！」と大きな声で声援を送った。

　爆発音や光の演出を駆使した臨場感あふれるショーに、付き添いで来ていた40代男性は「息子と同じように楽しんで見た。迫力があって良かった」と話し、兄弟で見ていた平良琉奈ちゃん（5）、海翔くん（3）も「楽しかった」「ウルトラマンは強かった」と笑顔で話していた。

ショー前日の7日には児童養護施設「ならさ」への慰問や市内ショッピングセンターでの握手会も行われ、突然現れたヒーローたちに歓声を上げて駆け寄る子どもたちや写真を撮る家族連れでにぎわった。